パリジェンヌへの道のり

仏検とDELF、どっちがいい?

フランスから帰国して早2か月。

 

就職活動を前に、せっかく留学をしたので語学力の証明としてフランス語の資格試験を受けることにしました。

 

 

そこで、候補にあがったのがフランス語検定(通称「仏検」)とDELF。

 

自分なりに二つの特徴を書いてみたいと思います!

 

おすすめの単語の勉強の仕方はこちらから!

 

ygoestofr.hatenablog.com

 

 

フランス語検定の特徴

 

フランス語検定は正式名称を「実用フランス語技能検定試験」と言い、日本特有の試験です。

5~1級(準2級・準1級含む)の7段階があります。

 

私は留学に行く前、2015年度秋季のフランス語検定で準2級を取得しましたが、それが大学3年間フランス語を勉強した人へのレベルでした。

 

準2級からは1次・2次試験があり、1次で筆記・書き取り・聞き取り問題、2次でスピーキング試験があります。

 

試験日程

春・秋の年二回あります。

ただし、1級は春のみ、準1級は秋のみの開催となります。

 

 

DELFの特徴

 

こちらの試験の方がなじみのない人が多いかも?

 

DELFは世界中で行われているフランス語の試験で、フランス政府が後援しています。

試験のレベルはヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に基づいてA1, A2, B1, B2に分かれています。

さらに上級レベルの試験はDALFと呼ばれ、C1, C2の枠があります。

 

どのレベルの試験にも

  • Comprehension d'orale (リスニング)
  • Comprehension d'ecrite (リーディング)
  • Production d'orale (ライティング)
  • Production d'ecrite (スピーキング)

の4項目があり、すべての合計点で合不合が決まります。

 

得点のつけ方・合不合について

 

各項目25点、計100点満点。

合計点が50点以上で合格です。

ただ、5点未満の項目がある場合合計が超えていても不合格になります。

 

 

どちらがいい?

 

結論でいうと、とりやすいのは仏検、より幅広く役立つのはDELFであると思います!

 

どういうことかというと

 

 

あくまで私の独断ですが、

仏検: リーディング、語彙力

DELF: リスニング、スピーキング

が難しいと思います。

 

そのため、日本人はグラマーやリーディングを得意とする人が多いことから、仏検が肌に合っているということです。

特に、リスニングのレベルは段違いです。

 

例えば、フランス語検定2級は一般的にCEFRでB1に当たるとされています。

 

↓日本文化協会の出すレベル対応表

http://www.ccfj.com/study/niveau/

 

 

フランス語検定2級では、全文書き取り、穴埋め、内容一致の3題が出題されますが、いずれも本場のフランス人が話すフランス語に比べかなりゆっくり・はっきり発音されます。

 

一方でDELFはまったく容赦がありません。

ペラペラ話すんだ、これが。

 

フランス語で厄介なのがリエゾンなどのつながった話し方ですよね。

フランス語検定だと「今のなんだ?」と考えている時間がありますが、

DELFはそんなことを一瞬でも考えた暁には完全に置いて行かれます。

まったくわからなくなります。

 

 

また、言い直し(もちろんわざとです!)や溜息(簡単なものだと'Ben'など)が多いので、聴きにくいです。

 

 

ただ、仏検はあくまで日本でしか通用せず、海外での資格証明にはなりません。

そのため、将来国際機関で働きたい場合などはDELFが良いかな〜と!

 

まとめ

 

どちらにも特徴があり、人には得手不得手があると思うので、一概には言えません。

 

 

私は今秋のフランス語検定2級を受けるつもりです!